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-シヤバコjp- 会社員をドロップアウトし主夫を経て個人事業主として独立した40代おっさんが綴る雑記ブログ

中古車サイトを利用して買った車の修理費用が高すぎて胃が痛くなった話。

遡ること3ヶ月前。

古物商を営んでいる私ですが、実は今までハッチバックタイプの普通車で品物の引き取りなどを行っていました。

しかし、商売が忙しくなるにつれて色々と不都合なことも多くなり、思い切って、「中古の軽バン」を購入しようと、某有名中古車サイトを毎日覗くようになりました。

そして、探し始めて一週間くらい経ったある日、整備記録付き、9年落ちの走行距離90,000km台、外観もそれほど汚れていない「お得な軽バン」を見つけたのでした。

 

某大手中古車サイトで29.8万円のお得な軽バンを見つけた。

販売者は「○○自動車」の屋号を持つ個人事業主

外観、内装の写真数が比較的多く掲載されており、メールのレスポンスも悪くない。電話で「外観や内装は写真で確認できましたが、それ以外に気になるようなところはありませんか?」という私の問いには「ありません。」との回答。

 

「29.8万円で車検込み」、保証はないようだけど・・・。

 

実は、インターネットの中古車サイトを使って車を購入するのは二回目でした。前回は、とある地方で中古車販売店をいくつも経営されている会社から購入しました。

当時の私の担当の方は、メールでの問い合わせから電話での応対、現物車両の細かな状態やマイナスポイントまで本当に丁寧に説明してくれました。納車後の車の調子も良いので、私は、実際に現車確認のできないネットでの購入でも、安心できるものだなあと思っていました。

 

そういった経緯もあり、結局、購入することにしました。

 

納車時から異変発生!

それから、別途料金でタイミングベルト等の交換を行ってもらうようお願いし、代金支払いも済ませた数日後、いよいよ電話にて「納車予定日が〇日なので、〇日に検査に出して、その後にタイミングベルト等を交換しますね。」と連絡を受けました。

 

納車予定日の当日、陸送会社のドライバーさんから電話がありました。

「自宅までの配送との事ですが、おそらくガソリンが全く入っていないような状態なので、納車してもガス欠でスタンドまで走れないと思います。」

 

耳を疑いましたが、モータープールで陸送車に車を載せる時から、燃料メーターが全く動かず、エンジンが掛かりにくい状態になっていたと事でした。

そこでドライバーさんが気を利かせてくれ、近所のガソリンスタンド近くで車両の受け渡しを行うことになりました。

 

「オレンジ色のエンジン警告灯が点灯しているので、購入したお店に連絡した方が良いですよ。」

 

ええっ!全身から血の気が引いていくのがわかりましたが、一旦、落ち着いてスマホで車の状態を検索してみました。すると、「ガス欠でエンジン警告灯が点くこともある」との記事が見つかりました。とりあえずガソリンを入れてみることにしました。

 

すると、エンジン警告灯が消えました。

「ガス欠で警告灯が点いただけなんだ」とホッとしましたが、何だかエンジンの音に「ぽすぽす」というおかしな音が混ざっているような気がするし、加速具合もおかしい気がする・・・。

 

その日は、そのまま家に戻りました。

しかし、数日後に見事にエンジン警告灯が再点灯したのでした。

ディーラーで修理見積を取ったら15万円。さらに!

とりあえず、エンジン警告灯が点灯した旨を購入したお店へ電話すると

「距離も走ってるし、古いものなんでね。O2センサーの劣化じゃないですかね。車検付きで価格も安いんで相応の車なんですよ・・・。」との事。

メールのレスポンスや電話での応対が悪くなかっただけに、「納車後のトラブルまでは知りません。」という対応にはガッカリしました。

 

しかし、O2センサーの交換ならそれほど高くはないだろうと思い、とにかくディーラーで調べてもらうことにしました。

 

すると、O2センサーではなく触媒コンバータに異常があることが分かりました。またその周りもかなり腐食していて、部品の交換が必要との診断。

技術料込みで総額で15万円近くの見積もりとなりました。

 

結局、そのままにしていてもエンジンの出力が低下し、他の部分に負荷が掛かって故障するかもしれないと思い、修理することになりました。

後日、「こんなことなら地元で現車確認をして買えばよかったなあ」と後悔しながら、修理が完了した車両を受け取りに行くと、「マフラーもかなり腐食している状態で排ガスが漏れています。修理しないと車検は通らないと状態かと思います。」との話。

さすがに約15万円という予想外の出費のあとにすぐには修理は難しいと、少し検討させてもらうことにしました。

 

「どうやって車検を取ったんだろうか、あの中古車屋は。」と、ぼやきながら自宅に向かったその道すがら

 

またもやエンジン警告灯が点灯!!

 

急ぎUターンしてディーラーに持ち込み調べてもらうと、やはりマフラーの排ガス漏れにセンサーが反応して警告灯がついたらしい。修理見積りは約7万円。

 

合計で約22万円が修理代金に消えました。

結局、中古車の車両価格とタイミングベルト等の交換費用、陸送代金も併せて総額約60万円ほど掛かったことを考えると、本当に切なくなってきます。

 

この歳になって「お得な格安中古車」なんていう都合の良いものは売ってないということを痛いほど理解しました。

 

ぼろぼろの中古車をインターネット販売してる業者は確実にいる。

見た目はそこそこでも下回りやエンジン、排気関係がボロボロになった車を1万、2万円で買い取り、むりやり車検を通して販売しているような業者は実際に居ます。

私の場合、目先の安さに飛びついて「安物買いの銭失い」を地で行ってしまいました。

その教訓として中古車をインターネットで買う際は以下のことに注意した方が良さそうです。

  • 車の下回りは見えないので良く確認をする。
  • 試乗が出来ないのでエンジンの拭け上がりはどうかよく確認する。
  • 出来ればしっかりとした実績のある法人から購入する。クチコミは結構大事。
  • 保証なしは本当にリスクが大きい。
  • 安かろう悪かろうであることを認識する。

もう二度とインターネットの中古車サイトで車を購入して失敗しないように、予想外の出費に胃が痛くならないように気を付けたいと思います。